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有馬温泉で秀吉ゆかりの大茶会…兵庫


温泉地の豊臣秀吉が千利休らと茶会を開いたとされる神戸市北区の有馬温泉で2日、湯の町の秋を彩る恒例の「有馬大茶会」が始まった。紅葉の名所・瑞宝寺公園などで野だてが行われ、愛好者や観光客らがさわやかな秋空の下で一服を味わった。3日まで。

 茶席は同公園のほか、秀吉の妻、ねねの別邸だった念仏寺などにも設けられ、お点前が披露された。善福寺では「献茶式」があり、本堂で表千家の十四代、千宗左家元がお茶をたてて供えた。

 毎年訪れるという神戸市長田区、主婦湯浅喜美子さん(60)は「自然に囲まれていただくと格別。すがすがしい気分になりました」とほほえんでいた。



読売新聞 - 2006年11月2日

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