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龍神温泉に産直店


 和歌山県田辺市龍神村の女性による地域づくり団体「龍神はーと」の店舗が龍神温泉街近くの国道371号沿いに建設され、19日に開店する。地元の人が生産した農産物や加工品を代理販売するほか、周辺地域の産品も販売する。営業時間は午前10時?午後5時。木曜が定休。


 「龍神はーと」は結成5年目で、メンバーは地域の30?70代の女性14人。地元の行事や、同市湊の闘鶏神社で開かれている弁慶市に出店し、龍神の物産を販売している。

 店舗は、JA紀州中央が行っている龍神温泉産品直売所事業として、道の駅「木族館」近くに建設した。龍神材を使ったログハウス風の平屋の建物(27平方メートル)。地域交流を目的とした事業として、県と市から補助を受けた。

 「龍神の恵み」「はーとオリジナル」「田辺ほんまもん」「良品工房の『いいもの』」の4つのテーマで商品を扱う。

 龍神の恵みは、アユやアマゴ、季節の野菜と山菜、龍神茶、豆腐、こんにゃく、ジャムなど。オリジナルは、ワサビの葉をまいたすし、黒米の赤飯、季節のもち、季節のケーキなど。田辺ほんまもんは、ミカンやかまぼこなど。

 良品工房(本社・東京都)は、商品をモニター調査し、一定の支持のあったものを1年間「いいもの」として認定している。同コーナーでは、同社推奨の「いいもの」として、紀州の梅を佐賀県のノリで巻いた「うまかのり梅」など十数点を販売する。

 また、毎月、地元の芸術家の個展を開く予定。初回は、奥野誠さん・佳世さん夫妻が手すき紙と草木染を展示する。

 原さだ代表は「龍神の良さを知ってもらうことはもちろん、商品を通じて食の安全や自給率など、食そのものについて考えられる店にしたい」と話している。

 問い合わせは、同店(0739・79・8068)へ。格安!!航空チケット


紀伊民報 - 2007/4/14

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