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宇奈月の湯、飲料水に 黒部観光開発、今春にも全国発売

黒部市宇奈月温泉の温泉水が今春にも、ペットボトル入りの飲料水として全国に販売される見通しとなった。計画を進めているのは黒部観光開発(富山市)で、「峡谷のいやし水」の名称で販売する予定である。関係者によると、温泉水を原材料とした飲料水は全国的にも極めて珍しい。

 黒部観光開発などによると、宇奈月で採水した温泉水を委託した五州薬品(同市)に運び込み、衛生面に配慮して冷却し、五百ミリリットルのペットボトルに入れて販売する。

 宇奈月の温泉は天然ミネラルやフッ素を多く含む。弱アルカリ性温泉水で体に優しく、滑らかなのどごしが楽しめるという。

 販売初年度となる二〇〇七年度は三万六千本、〇八年度は六万本の売り上げを目指す。

 宇奈月温泉の旅館、富山地方鉄道の各駅、コンビニエンスストアに並べられるほか、自動販売機やインターネットなどを活用して販売される。

富山新聞 - 2007/2/24

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