土曜日

宇奈月の湯、飲料水に 黒部観光開発、今春にも全国発売

黒部市宇奈月温泉の温泉水が今春にも、ペットボトル入りの飲料水として全国に販売される見通しとなった。計画を進めているのは黒部観光開発(富山市)で、「峡谷のいやし水」の名称で販売する予定である。関係者によると、温泉水を原材料とした飲料水は全国的にも極めて珍しい。

 黒部観光開発などによると、宇奈月で採水した温泉水を委託した五州薬品(同市)に運び込み、衛生面に配慮して冷却し、五百ミリリットルのペットボトルに入れて販売する。

 宇奈月の温泉は天然ミネラルやフッ素を多く含む。弱アルカリ性温泉水で体に優しく、滑らかなのどごしが楽しめるという。

 販売初年度となる二〇〇七年度は三万六千本、〇八年度は六万本の売り上げを目指す。

 宇奈月温泉の旅館、富山地方鉄道の各駅、コンビニエンスストアに並べられるほか、自動販売機やインターネットなどを活用して販売される。

富山新聞 - 2007/2/24

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日曜日

宇奈月温泉『雪像コンテスト』 雪不足で開催ピンチ


富山県黒部市宇奈月温泉街で二月三日に開かれる「雪のカーニバル」で、観光客らに人気の「雪像コンテスト」の開催が雪不足のため危ぶまれている。主催する宇奈月温泉観光協会は三十日に最終方針を決めるが、過去六十回のカーニバルでコンテストが中止になったことはなく、関係者は祈るような気持ちで空を見上げている。 (広中康晴)

 コンテストでは毎年、温泉旅館や地元企業、小学校などが雪像約三十点を温泉街のあちこちに製作。観光客らを楽しませてきたが、今年は二十六日現在、温泉街にほとんど雪がない状態。関係者は「トラックで運び込む案も出ているが、温泉街周辺には運ぶ雪もない」とため息をつく。

 観光協会事務局によると、一月下旬になっても温泉街に雪がないのは「異例の事態」。昨年のコンテストで特別賞に輝いた地元の豆腐製造業、山藤綾さん(30)は「今年も大きな作品を考えていたが、もう無理でしょう。これから大雪が降ったとしても、製作日数が足りない」と肩を落とした。

 カーニバル夜の部を盛り上げる「たいまつ滑降」もピンチ。たいまつを手にしたスキーヤー三十数人が毎年、近くの宇奈月温泉スキー場から温泉街まで滑り降りているが、今年は雪不足のため、スキー場が二十六日現在も営業を見合わせている。

 たいまつ滑降は昨年、大雪によるリフト故障のため、滑走距離を大幅に短縮して実施した。関係者は「昨年は大雪に泣かされ、今年は雪不足に悩まされてます」と話す。

 ただ、カーニバルは予定通り開催し、夜の部では花火を宇奈月公園で打ち上げる。たいまつを手に温泉街を練り歩く「たいまつ行列」も実施に問題ないという。

 一方、今年は地元の若者らがカーニバルを盛り上げようと、二十九日から「スノーバー」を公園内にオープンさせる。氷の灯籠(とうろう)にキャンドルをともし、雪でつくったテーブル、いすでカクテルやホットドリンク、軽食を楽しんでもらう。営業は二月二日までの五日間、午後七時から九時まで。

中日新聞 - 2007年1月26日

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月曜日

観光で黒部活性化を まちづくり協 宇奈月でフォーラム


特定非営利活動法人(NPO法人)の黒部まちづくり協議会は二十五日、富山県黒部市宇奈月温泉の宇奈月国際会館「セレネ」で「HANA(はな)会議2006黒部まちづくりフォーラム」を開き、観光による地域活性化をテーマにパネルディスカッションを行った。

 パネリストは、同会議議長を務めるYKKグループCEO(最高経営責任者)の吉田忠裕氏、北陸銀行頭取の高木繁雄氏、国土交通省観光経済課長の荒木由季子氏の三人。「地域経済と観光まちづくり?生き残るための観光力を考える」と題し、企画プロデューサーの川口直木氏の司会で意見交換した。

北陸中日新聞 - 2006/11/26

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