土曜日

宇奈月の湯、飲料水に 黒部観光開発、今春にも全国発売

黒部市宇奈月温泉の温泉水が今春にも、ペットボトル入りの飲料水として全国に販売される見通しとなった。計画を進めているのは黒部観光開発(富山市)で、「峡谷のいやし水」の名称で販売する予定である。関係者によると、温泉水を原材料とした飲料水は全国的にも極めて珍しい。

 黒部観光開発などによると、宇奈月で採水した温泉水を委託した五州薬品(同市)に運び込み、衛生面に配慮して冷却し、五百ミリリットルのペットボトルに入れて販売する。

 宇奈月の温泉は天然ミネラルやフッ素を多く含む。弱アルカリ性温泉水で体に優しく、滑らかなのどごしが楽しめるという。

 販売初年度となる二〇〇七年度は三万六千本、〇八年度は六万本の売り上げを目指す。

 宇奈月温泉の旅館、富山地方鉄道の各駅、コンビニエンスストアに並べられるほか、自動販売機やインターネットなどを活用して販売される。

富山新聞 - 2007/2/24

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日曜日

牛岳温泉スキー場、人工雪のゲレンデでオープン


富山市の旧山田村にある牛岳温泉スキー場が16日オープンし、さっそく大勢のスキー客たちが人工雪の上で初滑りを満喫していました。

 牛岳温泉スキー場では16日午前9時から開場式が行われ、関係者およそ30人が今シーズンの安全を祈願しました。

 ゲレンデにはまだ雪がないため、人工雪がゲレンデの一部に幅10メートルあまり、長さおよそ600メートルにわたって敷き詰められています。

 そのため、リフト1機だけを稼働させてのオープンでしたが、料金が無料ということもあり、さっそくスノーボーダーを中心に100人以上が訪れていました。

 そして、すっきりとした青空のもと、人工雪の上で初滑りを楽しんでいました。

 関係者は「暖冬を心配しているが、17日からは雪が降るという予報なので、今後に期待したい」と話し、例年並みのおよそ10万人の利用を見込んでいます。

北日本放送 - 2006/12/16

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水曜日

旧九殿浜温泉新会社で再出発 『ひみのはな』営業開始 露天やサウナ 設備も増設


富山県氷見市姿の旧「九殿浜温泉 国民年金健康保養センターひみ」の土地建物を引き継いだ新会社が、温泉宿泊施設「ひみのはな」として営業を始めた。新会社は「ほようの宿ひみ」。旧組織の従業員有志が株式会社を設立し、年金・社会保険施設を運営するのは全国で初めて。

 九月に同センターの従業員有志が、独立行政法人「年金・健康保険福祉施設整理機構」(RFO)からセンターを落札。有志らは同二十七日に「ほようの宿ひみ」を設立し、準備を進めてきた。十一月三十日には政策投資銀行と富山第一銀行が融資を発表している。

 一日に、RFOとの土地建物の引き渡し調印式が同施設で行われた。新会社により男女浴室に増設された露天風呂やつぼ湯、サウナの利用が始まり、入浴した利用者は新しい施設の充実した内容に満足そうな表情を見せていた。

 同社は「今後は民間会社として、積極的なPR活動をしつつ、従来通りの低料金で高サービスを維持する」としている。

  (美細津仁志)

北陸中日新聞 - 2006年12月3日

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月曜日

ありがとう神岡鉄道 廃線前最後の日曜にぎわう 全国から乗客

今月三十日に廃線となる神岡鉄道では二十六日、最後の日曜日とあって、同鉄道が結ぶ富山市の猪谷駅や岐阜県飛騨市の奥飛騨温泉口駅に全国各地から大勢の乗客や鉄道ファンが訪れた。訪れた人たちは車窓から眺める晩秋の神通峡の景色を楽しみ、車両を写真に収めて別れを惜しんだ。

 平日の約二倍となる九百九十六人の乗客があった二十五日に続き、二十六日も猪谷駅には早朝から大勢の人がホームに列をつくった。ホームには「ありがとう二十二年間 さようなら神岡鉄道」などと書かれた横断幕が飾られた。午前十一時二十六分同駅発の列車には、定員の二百人を超える約三百人が並んだため、ダイヤにない「タイムリー列車」を増発する一幕もあった。

 猪谷駅と奥飛騨温泉口駅では、「ラストサンデー感謝イベント・ありがとう神岡鉄道」が行われた。奥飛騨温泉口駅では車掌の帽子など貴重な品々を扱うオークションやコンサートが開かれたほか、絵はがきやしおりなどのグッズが人気を集めた。

 妻、孫と乗車した富山市堀川町、水野博之さん(61)は「情緒あふれる景観が心に残った。地元の鉄道がなくなると寂しい」と話した。三十日には、お別れ式や最終列車出発・到着式が行われる。

富山新聞 - 2006/11/27

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観光で黒部活性化を まちづくり協 宇奈月でフォーラム


特定非営利活動法人(NPO法人)の黒部まちづくり協議会は二十五日、富山県黒部市宇奈月温泉の宇奈月国際会館「セレネ」で「HANA(はな)会議2006黒部まちづくりフォーラム」を開き、観光による地域活性化をテーマにパネルディスカッションを行った。

 パネリストは、同会議議長を務めるYKKグループCEO(最高経営責任者)の吉田忠裕氏、北陸銀行頭取の高木繁雄氏、国土交通省観光経済課長の荒木由季子氏の三人。「地域経済と観光まちづくり?生き残るための観光力を考える」と題し、企画プロデューサーの川口直木氏の司会で意見交換した。

北陸中日新聞 - 2006/11/26

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