玉川温泉でノロウイルスが
玉川温泉は秋田県田沢湖にあるテレビなどで常に紹介されている有名な温泉地なのですが、秋田県健康推進課によりますと、仙北市田沢湖の旅館玉川温泉でノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生しましたと発表されました。ノロウイルスによります集団発生の状況は、宿泊者と従業員計39人が下痢や嘔吐などの症状を訴えていたそうですが、幸い入院するような患者の重症な人はおらず、全員が快方に向かっているとのことです。
秋田県健康推進課によりますと、10月15日に玉川温泉から病人が出た旨の届け出を受け、大仙保健所が立ち入りの調査をしたところ、10月2日から18日の朝までに、宿泊客539人のうち38人と、男性従業員1人が下痢や嘔吐などの症状を訴えていたことが分かりました。このうち33人の検便を実施したところ、5人からノロウイルスが検出されたということです。
秋田県健康推進課は断続的な発症の状況などから、食中毒ではなく、最初に発症した宿泊客から他の宿泊客へと拡大した可能性が高いと判断しています。秋田県健康推進課は玉川温泉に対して2次感染を防ぐための衛生管理の徹底を指導したとのことです。
現在、玉川温泉は全館で消毒作業を行うため、23日の朝食の提供後から29日まで自主的に休業することを決めました。新規の予約も18日から受け付けを行っていません。一日も早く再開できますよう願っています。
ちなみに、玉川温泉は、焼山山麓に位置し、湧出量が1カ所から9000リットルと強酸性(pH1.05)の温泉水という点で日本一を誇っています。玉川温泉は多方面にわたる効能から療養、癒しの温泉として全国的に有名な温泉です。
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home