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昼神温泉、誘客事業を一元化 観光局が業務スタート

昼神温泉の観光振興や誘客事業を一括して管理する長野県下伊那郡阿智村智里の昼神温泉観光局が1日、昼神温泉ガイドセンターを拠点に業務を開始した。村と地元のホテル・旅館などが出資し先月設立した第3セクター「昼神温泉エリアサポート」が運営にあたる。

 同社は資本金2016万円のうち、村が1600万円、残りを旅館・ホテルと地元金融機関が負担した。

 観光局には、社員1人と村職員2人がスタッフとして常駐。観光案内などを行っているガイドセンターの職員3人も1月から観光局のスタッフになる。

 観光局では、昼神温泉の地域イメージ戦略策定、観光資源の観光・開発などの「観光振興」、旅行代理店などへの営業活動、情報収集などの「観光誘客」、食材や燃料などの仕入れの一本化による経営効率化など「地域振興ネットワーク」などの事業を行う。また、旅行業免許を申請中で、独自のツアーなど商品開発と販売も予定している。

 責任者の木下昭彦事務局長は「昼神温泉は、温泉が出てから約30年と歴史が浅いこともあり、特に首都圏で知名度が低い。温泉の泉質、食事、サービスなどは、有名な温泉地に負けないレベルにあることをアピールしていきたい」と話している。(中西康)

北陸中日新聞 - 2006年12月1日

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