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冬至に、ゆず湯でゆったり…香川


冬至の22日、香川県内の公衆浴場(銭湯)計34か所で、無病息災を願い江戸時代から始まったとされる「ゆず湯」のサービスが行われた。高松市城東町の吉野湯では、約40個の黄色のゆずが湯船に浮かび=写真=、同市大工町、飲食店経営佃博さん(58)は「体は温まるし、香りで心も落ち着きます」とくつろいでいた。

 土庄町渕崎の小豆島老人ホーム(139人)では、小豆島温泉観光振興協同組合がゆず約10キロと温泉の湯約16トンをプレゼント。

 湯は施設内の五つの浴槽に約5トンずつ入れ、約1週間、温泉入浴を楽しむ。この日は約100人のお年寄りが、ゆず入りの温泉浴を楽しんだ。入所者の浦川好美さん(78)は「入所して初めてのゆず湯で、湯は温泉。ぜいたくな入浴で風邪にも負けません」と喜んでいた。

読売新聞 - 2006/12/23

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