水曜日

白い山肌 冬を実感 金沢、輪島で初雪 平年より6日遅く


上空にやや強い寒気が流れ込んだ影響で、石川県内は三日、金沢と輪島の平野部で初雪を観測した。ともに昨年と同じ日で平年より六日遅い。福井県境に近い白山市白峰の国道157号では、除雪車による初の除雪作業も行われた。

 金沢地方気象台によると、雪が降ったのはいずれも三日未明で、平野部では積雪とならなかった。奥能登の最高峰・高洲山(輪島市、五六七メートル)では初冠雪を観測した。

 金沢市の山沿いにある湯涌温泉では、朝方までの雪で山や温泉街がうっすらと雪化粧。温泉客らが夜のうちに積もった雪を車から払い落としていた。

 白峰では午前五時ごろには一五センチの積雪になり、県石川土木総合事務所の除雪車が出動。福井県境の谷峠付近までの約六キロで車道二車線分を確保し、道路脇に設置された駐車帯の雪をよけた。

 (報道部・加藤裕治、鶴来通信部・川合正夫)

中日新聞 - 2006年12月3日

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