「飲んだらタクシー」初乗り運賃券プレゼント 下呂市飲食業組合
飲んでも安心して帰れます?。下呂市内の飲食店93軒が加盟する同市飲食業組合が、店の利用後にタクシーを利用する客を対象に、初乗り運賃をプレゼントするサービスなどを始める。宴会シーズンの今月10日から2月末までの予定。同組合では「こういったサービスの組織的な展開は、全国でも珍しいのでは」と話している。
事故の際に「ほう助」の責任が問われるなど、飲酒運転をめぐる飲食店側の情勢は厳しくなっている。同組合は、客の飲酒運転を防ぐにはタクシーの利用が有効と判断、市内のタクシー会社二社(下呂名鉄タクシー、ヒダタクシー)の協力が得られるよう話し合いを重ねてきた。下呂温泉観光協会も協賛する。
サービスは「スーダラ節タクシー」と銘打たれ、(1)六百四十円相当の「初乗りタクシー券」を客にプレゼント(2)料金の上限を、市内の竹原・上原・中原・萩原町地区は六千円、馬瀬・小坂・金山と中津川市加子母地区は九千円にする(3)代行運転サービスをタクシー料金プラス千円(午後九時以降は二千円)で引き受ける?の三つを実施する。
対象となる同組合の加盟店には、サービスをPRするポスターが張られる。岡田周平組合長は「飲酒運転防止とともに、地域の活性化にもつなげられれば」と話している。
(福本雅則)
中日新聞 - 2006/11/7
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