高山、知名度UPへ「ストレッチマン2」出演計画浮上
7日にWBA世界ミニマム級暫定王座を奪取した高山勝成(23=グリーンツダ)が8日、大阪市西成区のジムで一夜明け会見に出席。世間の認知度を上げるためのメジャー戦略としてNHK教育テレビ「ストレッチマン2」への出演交渉を開始することを明言した。子供好きで温和な人柄を武器に、大橋秀行・大橋ジム会長以来14年ぶりにWBA、WBC両団体の同一階級を制した世界王者が今度は子供のヒーローを目指す。
◆ ターゲットはチビッ子!!好青年キャラで勝負 ◆
心地よい達成感に浸る高山が冷や水を浴びせられたように絶句した。陣営の戸塚貴信社長が提案したNHK教育テレビの人気番組「ストレッチマン2」への出演計画。「エッ、僕がやるんですか?」と、その表情も凍りついた。
高山が前夜世界王座に返り咲いたことで日本のジムに所属する世界王者は史上最多の7人になった。日本ボクシング界の黄金時代を象徴する出来事だが、数が増えれば一人一人の注目度は減ってしまう。ましてや徳山昌守(金沢)や亀田興毅(協栄)のビッグネームと比較されると、高山の存在感は残念ながら薄いと言わざるをえない。
だからこそ、メジャー戦略は重要だ。高山の場合、ターゲットは低年齢層に絞られる。王座奪取後のリングには後援者の子供15人が上がって祝福した。WBA世界ミニマム級王者・新井田豊(横浜光)のケガで世界戦が一時延期になった8月末、落ち込む高山を励まそうと段ボール製の世界ベルトを贈ったのも8歳以下の子供たち。子供受けするキャラを利用しない手はない。「暴言をはくのがボクサーじゃない。高山の好青年ぶりを売り込みたい」。その第一弾が「ストレッチマン2」への出演。同社長は近日中にも交渉を開始する。
高山は今月中旬に京都へ温泉旅行に出かけるなど静養に努め、年内に練習を再開する予定。同時にメロ戦でカットして10針縫った左まぶたの完治も待つ。正規王者・新井田との王座統一戦か暫定王座の防衛戦かの選択は、新井田が骨折した左肋軟骨の回復次第だ。
スポーツニッポン大阪 - 2006/11/9
ラベル: その他
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