金曜日

温泉小ケーキ化装飾 ”イチゴ”製作始まる


温泉で老朽化のため来年取り壊される兵庫県新温泉町湯の温泉小学校(寺谷建明校長、百七十五人)の円形校舎に飾り付けをして、クリスマスケーキに見立てる「温小サンタプロジェクト」に向けて八日、ケーキの上に載せる“イチゴ”の製作が始まった。二十日までに六個の“イチゴ”が完成する予定だ。

 プロジェクトは円形校舎の思い出づくりと湯村温泉のPRが目的。同小PTAや湯村温泉旅館料飲組合などが実行委員会(委員長・中田隆子同小PTA会長)を組織して、十二月一日のライトアップに向けて準備を進めている。

 “イチゴ”は、プロジェクトのスポンサー企業である株本建設工業から提供された合板製の八角すい(高さ一・五メートル、直径二・二メートル)を使用。表面に張り付けた発泡スチロールに赤色のペンキを塗り、高さ九十センチの八角柱と組み合わせてイチゴに見立てる。

 この日の作業は地区内の健康公園で行われ、湯村温泉旅館料飲組合員や若女将(おかみ)会「ゆむらなでしこ」のメンバーら十二人が参加。熱線スチールカッターを使って発泡スチロールを切断した。

 「ゆむらなでしこ」の朝野尚美代表は「プロジェクトの話し合いには出席していたが、作業に参加するのは初めて。童心に返って楽しんでいる」と話していた。

日本海新聞 - 2006/11/9

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