湯村温泉(兵庫県)湯村温泉祭りに600人
温泉で新温泉町(兵庫県)の湯村温泉が6月3日、「湯村温泉祭り」がありました。
伝統の行事である菖蒲(しょうぶ)綱引きに住民や観光客ら約600人が参加しました。前日の6月2日に住民らが菖蒲を編み込んで作った綱は長さが約100メートル、重さが約4トンあります。湯村温泉街に威勢のいい掛け声が響いていました。
湯村温泉祭りは約600年続いていると言われています。毎年旧暦の端午(たんご)の節句に合わせて行われます。湯村温泉街を流れる春来川の上流に住む住民の「上組」が勝てば豊作で、下流の「下組」が勝てば商売繁盛につながるとされています。
湯村温泉祭りは、地元の小学生による稚児行列などで幕が開けます。メインイベントの菖蒲綱引きが始まると「ヨイショ、ヨイショ」の掛け声が響き渡たります。今回は規定の5分間で勝負が付きませんでした。地元住民の方も「記憶にない」という引き分けで終了しました。