温泉で笑いと活気 温泉街に再び 函館・湯の川オンパク開幕
温泉で函館市の湯の川温泉街を舞台に、多彩な体験イベントを連続開催する初の「はこだて湯の川オンパク」(実行委主催)が、二十一日開幕した。初日は「湯けむり寄席」「おかみの日本舞踊」などと銘打った、温泉街らしい七種類の行事が催され、盛況だった。
オンパクは「温泉泊(博)覧会」の略で、客離れに悩むホテル経営者らが、大分県の別府温泉街からノウハウの提供を受け、企画した。温泉街の神社の社務所を会場にした寄席では、札幌在住の落語家桂枝光さん(47)らが道内の方言を交えた創作落語を披露。地元の主婦(31)は「神社の寄席も趣がある。湯の川が身近になった」と話した。
十一月五日まで、エステや演奏会など五十四種類のプログラムが組まれている。予約制。問い合わせは実行委(電)0138・59・3789へ。
<写真:湯倉神社で行われた「湯けむり寄席」。温泉街に笑い声が響いた>
北海道新聞 - 2006年10月21日