長野の猿公園職員、米写真展でグランプリ 著名プロ抑え
野生の猿が集まる温泉として知られる長野県山ノ内町の公園「地獄谷野猿公苑」の職員萩原敏夫さん(42)が、米国の自然写真コンテスト「ネイチャーズ・ベスト国際写真コンテスト」で、06年のグランプリを獲得した。コンテストへの応募歴がほとんど無かった「素人」が、国内外のプロ写真家らによる1万2000点以上の作品を抑えた。ワシントンのスミソニアン自然史博物館では10日から、受賞作の展示が始まった。
受賞作品は、園内にやってきたニホンザルの親子を撮影した「雪ザルと赤ん坊」。雪道を歩いてくる母猿とそのおなかにしがみついた子どもが、まっすぐ前を見据える姿を撮った。ほかにも、園内の猿を撮影した別の写真で、「野生動物部門」「おどけたしぐさ部門」にも入賞した。
朝日新聞 - 2006/11/25
ラベル: その他, 野生の猿が集まる温泉