「あえるの湯」温泉疑惑 月内にも賠償請求 業者に3億4000万円 浦河町
北海道日高管内浦河町の入浴施設「あえるの湯」の温泉疑惑問題で、北海道日高管内浦河町は七日の町議会で、温泉掘削した札幌の業者を相手に約三億四千万円の損害賠償請求訴訟を今月中にも起こす意向を明らかにした。
請求額は温泉掘削で支払った成功報酬額と、その後の温泉井戸の管理、補修費用の総額。
北海道日高管内浦河町は掘削業者に成功報酬を支払う条件として水温とゆう出量を契約書に書き込んでいた。一九九九年に道立衛生研究所が行った温泉分析の結果は、条件に合致する内容だったが、町は実際は条件に見合う湯は出ていなかったと判断、業者が分析前に何らかの工作を行ったとの見方を示している。
北海道新聞 - 2006/11/7