日帰り温泉の割引が受けられる、TOYO TIRES ターンパイク誕生
日帰り温泉で自動車メディア御用達の撮影地として知られる、箱根を代表する山岳ドライブウェイの「箱根ターンパイク」が、3月1日から「TOYO TIRES ターンパイク」(トーヨータイヤターンパイク)に名称を変更した。
頂上側終点の大観山にあるレストハウスのターンパイク・ビューラウンジも、「TOYO TIRES ビューラウンジ」と名称変更し、6月を目処に化粧直しする。道路運営は今まで通り箱根ターンパイク株式会社が行い、大観山線700円、十国線150円(普通車・軽自動車)という料金設定も変わらない。
球場などの命名権を企業が買い取る“ネーミングライツ”として、日本の道路でははじめての試みとなる。命名期間は5年間。これを機に、各地のドライブウェイでネーミングライツ化の動きが始まる可能性もありそうだ。
箱根ターンパイクは2004年3月に、世界最大規模の民間道路運営会社である豪マッコーリーグループが日本進出の足がかりとして、東急グループから資産譲渡を受けてから、現在まで黒字運営が続いている、年間通行量約100万台の人気ドライブウェイ。
ネーミングライツを獲得したトーヨーゴム工業によれば、今後は早川料金所にロゴを掲げたり、ビューラウンジの改装(6月予定)やタイヤの展示なども行う模様。ただし、国立公園内のため、道路脇や周辺でのロゴや看板の露出はあり得ないという。
「IBAサービス」が導入されたのもニュース。これはETC車載機の通信機能を利用した次世代料金徴収システムで、ETCのクレジットカードとは無関係に、車載機が独自にもつIDに、利用者の個人情報をリンクさせたものだ。
具体的には、ETCユーザーがIBAサービスを申し込むと、IBAセンターはユーザーのETC車載器のIDと、車情報・決済情報・メールアドレス・住所を結びつける。これによって、決済はもちろん、メールを利用したクーポンや情報サービスが可能になる。
車載器は基本的にどのタイプでも登録可能で、決済に使うクレジットカードはETC用以外でも構わない。また、ETCとの違いとして一旦停止する必要がある。駐車場サービスをはじめ、様々な分野での利用が検討されている。
TOYO TIRES ターンパイク通行時にIBAのキャッシュレス決済を利用すると、ターンバイク周辺の観光情報などをメールで送信し、メール画面を見せることで周辺のGS、宿泊施設、美術館、日帰り温泉などから割引が受けられるという。
詳細は公式HPで。 http://www.htpl.co.jp/
カービュー - 2007/3/1
ラベル: TOYO TIRES, ターンパイク, 日帰り温泉, 関東地方