月曜日

湯の街彩る「水引門松」 山中温泉にお目見え

 加賀市山中温泉の新年の観光客を迎える「巨大創作門松」が九日、同温泉の総湯「菊の湯」前にお目見えした。紅白の割り竹でつながれた二基が市民や観光客の注目を集めている。

 門松は「山中の日の出」と題し、温泉街を草月流のアートで彩る山中商工会の催しの「花回廊」(北國新聞社後援)の一環として作られた。

 制作は草月会東京本部の指導で山中商工会青年部の約十人が七日から進めてきた。割り竹を使った直径一・六メートル、高さ二メートルのおけ形の鉢二基の中に高さ八メートルのモウソウチクとマツを配した。白色と赤色に塗り分けた割り竹を水引のように湾曲させながら仕上げた。

 総湯を訪れた市民からは「正月らしい華やいだ雰囲気がする」などとの声も上がった。門松は来月三日まで飾られる。

北國新聞 - 2006年12月9日

ラベル: , ,

土曜日

見てみて漆器工房 山中温泉で今週末新企画 観光客に無料開放


石川県加賀市山中温泉の山中商工会は漆器職人の工房を観光客らに自由に見学してもらう企画「山中温泉工房めぐり」を十八、十九両日に開く。山中温泉地区内の木地師、塗り師、蒔絵(まきえ)師らの約二十の工房を無料で開放し、ものづくりの現場を観光の魅力の一つとして発信する。 (林勝)

 山中漆器の工房見学は個人の受け入れや旅館の紹介などで実施されてきたが、同商工会の取りまとめで地域全体のイベントとして初めて行われる。地域資源の全国発信を支援する事業として、中小企業庁の補助を受けて実施される。

 見学希望者には工房の地図と職人のプロフィルが書かれたパンフレットが配られ、一味違った温泉街散策を楽しんでもらう。

 商工会は「ものづくりに関心の高い観光客に見てもらい、山中漆器をアピールしたい。職人が消費者の声をじかに聞く機会にもなればいい」と期待している。
中日新聞 - 2006/11/17

ラベル: , ,