新会社で再建めざす 戸狩温泉スキー場、支援受け
戸狩温泉スキー場(飯山市)は、県信連(長野市)と北信州みゆき農協(飯山市)の支援を受けて、経営再建に取り組む。両金融機関が同スキー場の運営会社、戸狩観光開発(同)に対する債権計約19億円のうち約13億円を放棄。同社は私的整理した上で、地元民宿経営者らが新運営会社を発足させて負債を引き継ぎ、再建を進める。
再建計画によると、2金融機関の債権放棄のほか、戸狩観光開発が、株主から負担金として2億1000万円を集め、新会社の資本金に5000万円をあて、残りで債務の一部を返済。負債を5億円程度まで減らす。戸狩観光開発は私的整理し、運営を新会社、戸狩観光に移行する。
新会社の株主総会を15日に開き、社長ら役員を選出する予定だ。関係者によると、社長は基本的に地元株主の中から選ぶが、地域外から迎えることも検討するという。戸狩観光開発は来年初めに解散する。
信濃毎日新聞 - 2006年12月1日