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昆布温泉「蔵三」開館7カ月、はや10万人達成

温泉で新ひだか町三石の「みついし昆布温泉蔵三」(田村直人支配人)の来館者が四日午後、十万人を突破した。開館以来七カ月足らずでの大台達成。目標を上回るペースに関係者は「次は五十万人を目指そう」と意気込んでいる。

 一九八○年に開業した三石温泉が老朽化したことから町が「蔵三」を約八億千六百万円かけて建設し、昨年七月十四日にオープンした。

 道内各地で温泉施設などを経営する札幌のアンビックス(前川二郎社長)が指定管理者。宿泊施設を併設し、日高沖の海産物など地場産品を生かした料理や客室露天風呂が管外からの観光客にも好評だ。

 十万人目となったのは、苫小牧市沼ノ端の運送業岡田潤哉さん(22)。妻恭美子(くみこ)さん(27)、二人の娘とともに初めて訪れた。

田村支配人と三石地域自治区の畑端憲行区長とともにくす玉を割り、「まさか自分が、と驚いています。いただいた宿泊券を使いにまた来ます」と喜んでいた。

 「蔵三」は今年七月の開館一周年までに十五万人の来館者を目指しており、関係者は「飽きの来ない温泉にしたい」と気を引き締めていた。(横山清貴)

北海道新聞 - 2007/2/6

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