渋温泉←→地獄谷公苑 観にバス運行
地獄谷野猿公苑へ冬季運行される「スノーモンキー観に(ミニ)バス」が、23日から営業を始めた。渋温泉駐車場から片道700円、往復運賃と入園券のセットが1500円(小人1250円)となっている。
サルが温泉に入る公苑として国内外に知られる地獄谷には、外国人観光客も大勢訪れるものの、これまで冬になると上林から30分かけて歩かなければ行けなかった。冬の地獄谷はグリーン期とは違った一面もあり、そのすばらしさを知ってもらおうと、渋温泉旅館組合、町、町観光連盟などで運営協議会(小根澤市左衛門会長)を結成。冬季限定で昨シーズンから観にバスを運行している。
今季の初運行となる23日には、関係者が参列して渋温泉駐車場で出発式が行われ、安全を祈願した。観にバス運営協議会の小根澤会長は、「雪の地獄谷へいざない、多くの人にすばらしさを知ってもらいたい」と期待を込めたほか、昨年は大雪などの影響で運休を余儀なくされたため、多くの関係者が安全運行とともに無災害を願っていた。
観にバスは北信観光タクシーの9人乗りジャンボタクシー。3月25日まで年末年始と土日祝日に運行される。午前9時30分に渋温泉駐車場を出発する始発から、おおむね1時間に1本運行され、1日7往復する。(写真:出発式で運転手に花束の贈呈)
なお、地獄谷駐車場まで一般車両は通行できない。問い合わせは渋温泉旅館組合TEL33・2921へ。
北信州ネット - 2007年1月4日