湯屋温泉の夜市好評 商店主ら企画、今月いっぱい
温泉で下呂市小坂町湯屋の湯屋温泉で土曜日ごとに夜市が開かれ、旅館の宿泊客や地元の人たちでにぎわっている。開催は今月いっぱいで、売上金は地元の小学校に寄付する。夜市を企画した有志らは「今年はあと2回だが、来年以降も地域おこしのイベントとして続けていきたい」と力が入っている。
「地域のために何でもやってやろう」との思いから、同地区の商店主ら約10人がボランティア組織「やろまい会」を結成し、8月からスタートさせた。10年ほど前には、同じ土曜の夜に、近くの神社で直売市が開かれていたという。
湯屋温泉飲泉場そばの広場で、地元産の新鮮な野菜やキノコ、みそなどを安く販売。温泉の宿泊客がゆっくりくつろげるようテーブルやイスも用意され、鉱泉がゆをふるまうサービスも。14日夜には、愛知県からの宿泊客がグループで訪れ、買い物や地元の人との交流を楽しんだ。
売上金は、11月26日に地元の湯屋小学校で開かれる「親子ふれあいもちつき大会」の場で、学校側に手渡される予定。清原哲也会長は「雨が降ってもテントを張って続けてきた。お客さんも増えているし、イベントとして定着させたい」と話していた。夜市は21日と28日、午後7時から9時半ごろまで開かれる。
(福本雅則)
中日新聞