木曜日

温泉施設運営事業者を募集・東近江市

旧永源寺町が一昨年秋に掘り当てたが、開発が宙に浮いて東近江市永源寺高野町の永源寺温泉(仮称)について、同市は募集を始めた。1月12日まで要項を配り、2月28日まで募る。
温泉開発を民間委託することを決め、2億円を限度に融資するほか、上げ装置を無償貸与する。
2008年度中の開業を目指す。出量は毎分約37・1度。施設予定地は5700平方メートル。

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土曜日

放置の温泉開発へ2億円融資 東近江市、民間業者に

 滋賀県東近江市は22日、ゆう出から2年以上過ぎても活用方法が決まっていなかった同市永源寺高野町にある温泉を、民間に開発委託するため、業者に2億円を融資する補正予算案を市議会に追加提案した。議案は即日可決され、宙に浮いたままだった温泉開発は、今後、民間業者に託されることになった。

 同温泉は、合併前の旧永源寺町が年間を通じて観光客を呼び込もうと、2004年7月から1億2000万円をかけて掘削を開始、同年10月に愛知川河川敷で掘り当てた。

 しかし、翌年2月の合併後は、市の財政難から具体的な活用方法は決まらないまま、ゆう出口にはふたがされたまま放置されてきた。

 可決された補正予算は、民間業者の温泉整備に、市が2億円を限度に資金を貸し付ける内容。業者を公募し、書類審査などを経て2007年3月をめどに開発業者を決定する予定。金利は民間銀行の半分の低利を設定し、返済は3年目から15年間としている。

 市産業振興部では「財政が厳しいなか、独自で事業を行うことは難しい。貸付金を利用し、民間で温泉を活用してもらいたい」と、業者の名乗りに期待している。

京都新聞 - 2006/12/23

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水曜日

琵琶湖の風景など版画200点 大津で元京女大教授の遺作展


 今年5月に83歳で亡くなった滋賀県大津市西の庄の元京都女子大教授浅見益吉郎さん(雅号・素石)が趣味で作り続けた版画の遺作展が15日、大津市の市歴史博物館で始まった。琵琶湖の風景や、オリジナルのいろはかるたなどを彫った力作約200点が、つつましいユーモアを持った故人の人柄をしのばせている。

 浅見さんは、3歳から大津市で育ち、環境衛生学や温泉学を専門に同大家政学部で教えた一方、琵琶湖疏水をPRする「びわこ疏水とさざなみの道の会」会長を務めるなど活躍した。趣味でゴム状の板を彫刻刀で削る版画や郷土玩具の研究に取り組んだ。

 遺作展はびわこ疏水とさざなみの道の会のメンバーが、遺志を受けて開いた。会場には、比良山系の雪景色や近江富士、訪れたヨーロッパの風景を彫った作品のほか、自作や中国の詩仙らの漢詩を彫った版書なども並んでいる。

 浅見さんが知人に送ったトラや馬などが作れるペーパークラフト付きの年賀状や、言葉や絵が楽しいオリジナルのいろはかるたなどの版画作品も展示されている。23日まで。無料。
京都新聞 - 2006/11/15

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