舘山寺温泉街の新名所に 浮見堂と桟橋完成
温泉地で浜名湖の内浦湾を望む浜松市舘山寺町の温泉街の遊歩道沿いに一日、桟橋と浮見堂がオープンした。湾内や大草山などの風景を楽しめるポイントとして、観光客がそぞろ歩きができる。
桟橋は鉄骨造りで長さ四十五メートル、通路幅三・八メートル。浮見堂は八角形の建物で幅五・三メートル。桟橋の先端に設置した。
官民による舘山寺温泉街づくり協議会が策定した都市再生整備計画の一環として、遠州鉄道(浜松市、竹内善一郎社長)と遠鉄観光開発(同、竹山英夫社長)が一億三千九百万円をかけて建設。舘山寺温泉観光協会のメンバーで新たに組織したNPO法人「舘山寺温泉観光協会街づくり協議会」(代表=金原貴・同観光協会長)が維持・管理する。
テープカットで金原会長は「二〇〇四年の浜名湖花博(しずおか国際園芸博)後はやや沈滞しているが、桟橋などが起爆剤になると感じている。協会が一丸となって工夫し、そぞろ歩きを楽しんでもらえるようにしていきたい」とあいさつ。竹内、竹山両社長や市商工部の鈴木将史部長らとテープを切り、渡り初めをして祝った。
十一月から四月は午前六時から午後十時まで、五月から十月は午前五時から午後十時まで利用できる。
問い合わせは舘山寺温泉観光協会街づくり協議会=電053(487)0152=へ。
中日新聞 - 2006年11月1日