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岩手県二戸市の金田一温泉郷の農家と旅館が連携し、金田一温泉センターを主会場に12日開かれた金田一温泉観光りんご園収穫祭は、リンゴの木のオーナーら県内外から約500人が集まり、多彩なイベントを通じて特産地ならではの魅力を楽しんだ。

 収穫体験には多くの家族連れらが参加。今年は8月以降に天候に恵まれたため品質も良く、参加者は大きく実ったリンゴを丁寧にもぎ取っては袋に詰めたり、その場で味わっていた。

 「ふじ」「ジョナゴールド」「王林」など5種類を食べて品種を当てる利きりんご大会も盛り上がった。家族で参加した北上市堤ケ丘の会社員玉川公彦さん(40)は「どれもおいしいが、品種を当てるとなると難しい」とじっくり味わった。

 リンゴの皮をむいて長さを競う大会では、優勝者は2・37メートルを記録し、会場からどよめきが起こった。会場では新鮮なリンゴや野菜、郷土料理も販売され、参加者は県北の味覚を満喫していた。

岩手日報 - 200/11/15

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