しまばら温泉不知火まつりで行列や踊り披露
温泉で島原市の秋を彩る第二十七回しまばら温泉不知火まつり(同まつり振興会主催)は十五日、市中パレードなど各種行事が市街地一帯で繰り広げられ、市民や観光客でにぎわった。
パレードは、市内の企業、官公庁、各種団体、幼稚園や学校関係など三十三団体・約千九百人が参加。幼稚園児らのかわいい踊りや演奏、島原先踊り保存会の息の合った踊り、ミス島原を乗せた人力車の走行、天草四郎や遣欧使節に扮(ふん)する中学生のキリシタン行列、和装女性の華やかな舞踊、企業や団体をPRする造形物を乗せた山車などが沿道の見物客を喜ばせた。
市中心部のアーケードでは、しまばらガマダス阿波踊り大会があり、市内外の愛好グループがにぎやかに踊って歩き、祭りムードを高めた。島原城では音楽バンドのライブ演奏、物産市、ビンゴゲーム大会があり、来場者を楽しませた。
天草四郎役で馬に乗ってパレードした島原市立第一中三年の村上貴之君(14)は「緊張しましたが、めったにできない貴重な経験です」と話していた。
長崎新聞