東栄町の雲上のそばや繁盛中
奥三河でUターンしてそば屋を開業、豊橋や浜松などから本物のそばを求める客でにぎわっている店がある。店は東栄町御園坂宇場の「茶禅一(ちゃぜんいち)」。朝霧が眼下に広がる雲上のそば屋だ。
店主は、尾林威行さん(33)。今夏8月に開店、手打ちの本格的なそばを提供している。自慢は、茶そば。尾林さんの父・克時さん(58)が経営する製茶舗・おもてや園のお茶を使った逸品。
尾林さんは、新城東高校から名古屋経済大学に進み、建設会社に8年勤めた。父の製茶業を継ぐことを決めていたため、家業が忙しい5、6月に仕事がヒマな土建業の会社を選んだ。
勤務先の社長さんの理解もあって5、6月は少し長めの休みを取って父を手伝っていたが、本格的に後を継ごうと決意してUターンした。しかし、忙しい製茶業の時期を過ぎるとヒマになってしまった。
【写真】Uターンして手打ちそばを始めた尾林さんと店
東海日日新聞 - 2006/12/16