南足柄に初の温泉施設「おんりーゆー」 11月20日にオープン
温泉の掘削作業を進めている(株)足柄グリーンサービスが昨年9月より進めていた温泉掘削が成功し、神奈川県温泉地学研究所による温泉の分析結果などを発表しました。現在、11月20日に湯治施設「おんりーゆー」のオープンに向けて急ピッチで建設作業が行われています。
湯治施設おんりーゆーの源泉の深度は1500mに達し、温度は約74度です。神奈川県温泉地学研究所の分析では泉湯29・5度、1分間に57リットルの湯量、単純硫黄泉でアルカリ性の泉質、無職透明の温泉であることが確認されています。源泉名は「南足柄温泉」で療養泉分類では、神経痛、筋肉痛、冷え性、糖尿病、高血圧症などに効果があるとされています。
一日滞在型の湯治施設「おんりーゆー」は、鉄筋コンクリート造2階建ての建物が3棟建設されてます。周辺の森林約1万平方メートルは落葉広樹林に囲まれ、温泉入浴や自然の癒しを通して健康増進を図ることをコンセプトとして掲げています。内風呂や露天風呂の他、車いすで浴槽脇まで行ける福祉の湯などで構成され、温泉湯量は、資源保護のため24時間平均で毎分4リットルに抑えられます。利用料金は中学生以上2800円、小学生など1000円が予定されています。料金を一度支払えば施設への出入りは自由で、周辺の散策や他の観光施設等へ出かけることも可能となる予定です。