木曜日

黒崎仙峡温泉 展望休憩室が完成

陸前高田市広田町の黒崎温泉保養センター(黒崎仙峡温泉)の展望休憩室(新築分)が完成し、二十四日にオープンセレモニーが行われた。
同センターは、健康増進と誘客アップにつなげようと、市が整備。
雄大な景観が一望できる天然温泉として十六年四月にオープンした。利用者は、十六万千八百六十四人(今月十七日現在)にのぼり、人気スポットとなっているが、利用者から「休憩室が手狭」との指摘も出ていた。
開所式で、中里長門市長は「これまで不便をかけていたが、これで休憩スペースが今までの二倍の広さになった。ゆっくりとくつろいで風景のいい沿岸の天然温泉を楽しんでほしい」とあいさつ。
市長と小松眞市議会議長、黒崎温泉企業組合の小松照一理事長、利用者代表の公務員・田山堅さん=盛岡市、斉藤創大くん(3つ)=埼玉県新座市=がテープカットし、開所を祝った。
休憩室は、休憩室から渡り廊下(約二・七メートル)でつなぐ形で西側に建設。
休憩スペースは、和室四十五畳分。二千三百三十万円(うち県総合補助金約四百三十万円)で、建物の設計は(有)水野設計、施工は川口工務店。
高田町の熊谷多恵子さんは「湯上がりにゆったりできる広さになっていいですね」といた。
新年会の予約も受け付けている。

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