癒しの足湯施設がオープン KTR木津温泉駅
京都府京丹後市網野町木津のKTR(北近畿タンゴ鉄道)木津温泉駅に、天然温泉を利用した足湯施設がこのほど完成し、18日にオープンを祝うセレモニーが催された。
府内最古を誇る木津温泉は、奈良時代の高僧・行基が発見したとされる。足湯事業は、木津温泉振興組合(蛭子正之理事長)が、市の「観光の魅力づくり事業補助金」約308万円を受け、昨秋から取り組んできた。
足湯施設は駅ホーム内にあり、石で囲われている源泉を再現したという直径約1・5メートルの浴槽を2つ構えた。1度に12人まで腰掛けられ、約30度の天然温泉を楽しめる。和風の駅舎と調和した屋根や外壁を備え付けたほか、ゆかりの行基像も傍らに建てた。
オープンセレモニーでは、同日に成人式を迎えた新成人や宿泊客らが花束を受け取り、さっそく足湯を体験して気分を和ませていた。
無料。午前9時から午後5時まで。
京都新聞 - 2007/3/19